わたしは風
ふれて
なぜて
おいこしたあと
ふりかえって
うずまいて
わらうのよ
2008年作品
古い恋の痛みが浮上してきても
ケタケタとそれを笑えるようになっていた
わたしも強くなったものだ
もちろん胸は痛むさ
わすれがたきハートブレイクを
哀しんでいるさ
でも痛みのとなりに
ひっそりとよりそっている
かすかな吐息
それは甘い
切なさの甘さを
楽しんでいることに
気づくのさ
そして振り向く
いま、ここにある
愛する人の手をとる
「どうしたの?」
「なんでもないよ」
ポーカーフェイスは
オトメゴコロの得意技
浮かぶ痛みは
あぶくのように
無理強いもせず
がまんもせず
放てば
いつか消えてゆくさ
写真は諏訪湖で撮りました。
自分はどう、思われるか?
自分はどう?
自分はどう?
その場所は
ぐらぐらの風の吹きっさらしの
とんがった頂上に
片足で立っているくらいに
あぶなっかしく
はらはらして
つらい場所なんだよね
てっぺんから降りてきて
両足で平らな地面に立てばそこは
みんなの笑顔が見回せて
手を伸ばしてハグできる
暖かさと穏やかさがある
それでも必要があって
高い高い見晴台に昇ることがあるのなら
思いっきり堂々と
昇ろう
見える景色を
大きな声で叫ぼう
伝えよう
その喜びを胸に抱こう
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