バレンタインデーですね。そして新月で旧暦の新年のはじまり。
愛にあふれる1年でありますよう祈りたい日です。
そしてチョコレートもいいですが、こんな愛のプレゼントはいかが?
この小さな手の輪郭は、エクアドルの女の子、二コールちゃんのものです。 お母さんがお礼の手紙の裏に書いて添えてくれました。
お手紙をいただいた理由は、昨年の秋から国際NGOワールドビジョンジャパンのチャイルドスポンサーになったからなのです。チャイルドスポンサーシップとは、世界の貧しい国に住む子どもを一人、大人になるまで毎月経済的に支援する、というものです。
申し込むとき、最初は心配でした。長期間に渡るプログラムです。「毎月4500円という金額を支援し続けられるのだろうか?」と思いました。でもあら不思議。あっという間にその金額は負担ではなくなりました。「お金を手放すと、お金が流れ込んでくる」とニールドナルドウォルシュをはじめ、さまざまな人が教えてくれることは本当でした。
チャイルドスポンサーになるとき、支援する子どもの住む国を選ぶことも出来るのですが、わたしは「お任せ」にして楽しみに待ちました。そしてエクアドルの子が決まったと知ったとき、本当に嬉しかったのです。
それはエクアドルが、以前わたしが訪ねたペルーのお隣の国であったからです。美しい鮮やかな色の衣装・人々の素朴な表情・フォルクローレの響きなど、アンデス文化そのままです。
ペルーのクスコという町で出会った男の子のこと、今でも忘れません。
(c) たろ|写真素材 PIXTA
夕ご飯を食べおえた私たちは、その石畳の美しい町を散歩していました。インカ帝国の首都だったこの場所は、夜が更けるにつれ、かつて栄えた帝国の面影をよみがえらせています。
そんな中、ひとりの小さな男の子が近づいてきました。チョコレートのいっぱい入ったトレーを抱え、必死にわたしたちを見上げます。そうです。この子は観光客向けの物売りです。あたりを見回すと、その子の監督をしているのであろうお姉さんが見張っていました。この売上は全部あのお姉さんに行くであろう事は間違いありません。でもわたしは買わずにはいられなかった。
「これ、全部ちょうだいね」
そう告げると飛び上がって喜ぶ男の子は、初めて子どもらしい表情を見せてくれました。 標高3,360mの夜です。寒さはどんどん増してきます。「全部買えば、とりあえずこの子は今日はおうちに帰れる」そう思ったのです。
こうして学校には行けない子供たちがペルーにはたくさん、たくさんいます。幼い子のほうが観光客受けがいいので、ああやって一家を支えているのかもしれません。
(c) koichi|写真素材 PIXTA
そんな思い出があったので、エクアドルの子が決まったことが神さまの粋な計らいに感じました。クスコでの思いを胸に、二コールちゃんの支援を楽しみたいと思っています。 二コールちゃんがちゃんと教育を受けられ、一人の女性としてのびのび生きる姿を想像しています。
そういえば手紙にはこんなことが書かれていましたっけ。2月にはCapuliというフルーツを収穫すると。南米に咲く桜に実るチェリーの一種のようですよ。まだまだおちびさんの二コールちゃんのほっぺは、まるでさくらんぼ。写真、また送ってきてくれるでしょうか?
みなさんもぜひ、検討してみてくださいね。
たくさんの愛が胸に生まれること、間違いなしです。
ネットから手軽に申し込めますよ。ワールドビジョンジャパン http://www.worldvision.jp/
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