愛するニール
わたしはPRの仕事をしていました。
「人からどう思われるか」
それが得意であり、それが私をビジネスで成功させ
その後、それが最大の弱点となりました。
より魂の喜ぶ仕事へ、ヒーラーになろうとしたとき
それが邪魔をしました。
女性には多いのではないかと思うのですが、
好きなことを言ったり、やったりするときに
「みんながどう思うんだろう」
「なんと言われるんだろう」
それが気になってしまい、すくんでしまう。
幸いなことにわたしは、その点を強調した形でもっていたので
苦しさのあまり「それを手放すしかない」というプロセスに入れました。
にっちもさっちも行かなくなったのです。
そのときの私の心象風景は「後ろが崖っぷち」
本田健(日本人の素晴らしいベストセラー作家ですよ)やバシャールやエスター夫妻や
彼らが言うようにワクワクを実行したのに
離婚や自殺未遂やウツや、そんなことも乗り越えて
やっと心の平和を得たと思ったのに
「えっ!!いったいなぜ!?」
お金はなくなり
人生とビジネスと両方のパートナーだった彼は去ってゆき
わたしはすべてを失い、荒涼とした絶望の砂漠に
ひとり立ちつくしたような気になっていました。
さらにこの砂漠のスゴイ点は「後ろから崩れていっている!」
そのときのわたしは
泣きながらイヤイヤ走る小さな女の子のようだった。
そう子どものように。
面白いことにこのころ(といってもまだ数年前のこと)
私はすらすらと詩を書き始めたのでした。
さらに自由に踊ることもできるようになりました。
どっちも大好きだったのに
「大人になったわたし」がしていなかったこと。
何もかも、失ったように見えて
気がついてみたらこうしてアーティスト活動も始めていました。
そういえば言ってたっけ。
「あたし、おおきくなったら、さっかになって、あくたがわしょうをとる!」
そうこうするうちに
エックハルト・トールやOSHOといった素晴らしいマスターたちとの出会いがあり
彼らのメッセージに触れるうちに
「え、あれ?なんだか変だ」
「わたしのしてることって????」
だんだんと駆け足のスピードがゆるんでいきました。
「絶望かけっこ」は、最近始まったことではなかったことも知りました。
ずっとずっと探していたのです。
安心できる場所を。
そしてある日
何か大きくてやわらかいものにど~んとぶつかって
ついに足が止まりました。
ニール、それがあなたでした。
さがしてもさがしても
それは見つからない。
欲しいもの
得たいもの
あなたが
「それ」になればいい。
ニール、あなたが目覚めさせてくれたこと。
そのときからわたしは「パチン」と何かのスイッチが入ったように
変わりました。
探して求める生き方から
「いま、あるもの」を分かち合う生きかたへ
そう、すでに、いま、あるもの。
足をとめてハタと周りを見まわしてみれば
ここはなんと豊かなところだったのでしょう。
なんど抱きしめても飽きない、ふかふかの猫たちが
今日もクリクリのおめめで私を見上げています。
両親は3人もいて(父が再婚したので)
全員シャキシャキ、今日も元気に働いています。
住みやすく便利な、ここ東京のおうちは
おとなりのおばあちゃんをはじめ、ご近所さん中に良くしてもらっています。
そしてこの身体!
なめらかに動いてくれる両手両足。勝手に生えてくる豊かな髪の毛。
瞳、鼻、口・・・数え上げればきりがない。
さらに、かけがえのない仲間たち。
ジャスミン、トッコちゃん、nana&joe・・そのほかたくさんたくさんの友人たち。
いつだって心から励まし、強力に応援してくれていた。
走るのに必死だったわたしは、ちっとも見えていなかったんだ。
ありがとうニール。
「わたしにも何かわかちあうものがある」
この生きかたは、なんと気分がいいのでしょう。
今日入ったカフェの店員さんに、ほんの少し長く微笑むことだっりと
ほんとに、ちょっとしたこと。
なのに
なんて楽しい気分にしてくれるんだろう!
「足りない、苦しい」生きかたから
「満ちて、満たされる」生きかたへ
世界中の人がそう生きられたら、ほんとうにいいね。
もちろんわたしも、いつだってそういられるわけではない。
「こわーーい、いやだーー、だめだーー」
そう思うことも、しょっちゅう。
でも、もう知っている。
帰る場所があることを。
それは「ここ」
神のふところへと。
そしてニール
こんどはわたしが誰かを「ど~ん」と受け止める番です。
迷っている人がいたら、手を差し伸べよう。
手を差し伸べている人たちとも、つながろう。
みんなが手と手をつないだら、大きな大きな円ができるね。
地球を何週もするのかなあ?
そんなの現実的じゃあない?
夢みたい?
そう、夢のようね。
楽しい夢のようね。
ニール、ほんとうにほんとうにありがとう。
投函することのない、この手紙。
でも配達人を神さまに指定したから
いつの日か届いちゃうかもしれないわ!
愛をこめて るぴな
PS ちょうどこれを書き終えた、まさにその瞬間、nana&joeから郵便が届きました。
なんだろうと思ったらこれ。きれ~い。
色とりどりの・・・・あれ?もしかして、もうお返事?神さまからの贈り物?
PPS この短冊の説明がメールできましたよ。
nanaの濡らし絵でつくった「本のしおり」です.
朗読会に来てくれた方に、よかったら差し上げてくださいね。
ニールとエムもお気に入りです。
>あなたが
「それ」になればいい
何て力強いことば
私も勇気をもって
「それ」になろう
素敵なしおりですね
見ているだけで幸せになっちゃう
投稿情報: naoko | 2010-04-16 22:06
なおこさんが「それ」であることは、もうゆるがない真実。
思い出して。
一枚一枚二人がサインを入れてある手作りの栞です。
カラフルで個性的な柄を見ていたら、ひとりひとりのBingってこんな感じなのだろうなと思いました。
投稿情報: るぴな | 2010-04-17 12:22