大好きな絵本「くまとやまねこ」が落ちてきました。
私のデスクのうしろは書棚で、何かに触れたようです。
手にとって読んでしまって
号泣。
これまで何度も読んだのに。
だって、ぼくたちは ずっとずっといっしょなんだ――突然、最愛の友だち・ことりをなくしてしまった、くま。かなしみのあまり、くまは、くらくしめきった部屋に閉じこもる。
これが帯の説明文なのですけどね。
くまが閉じこもることになった訳は悲しみではなく
森の動物たちが口々に
「くまくん、ことりはもうかえってこないんだ。つらいだろうけど、わすれなくちゃ」
と言ったから。
そしてやまねこに出会うんです。
やまねこは森の動物たちとはまったく違う態度で
くまくんに接します。
(書いてしまうとこれから読む人の楽しみがなくなると思うので
ごめんなさい)
これまでどれだけ自分は誰かに、森の動物たちのような対応を
してしまったろうと思い起こします。
読むたび「やまねこのようであろう」と決めるのですが
どうやらすぐに忘れてしまいます。
読むたびに『あ・・・』と思いますから。
今日はこの「やまねこのように」の想いの前に
浮かんだことがあります。
それは3.11の津波で大切な人を亡くした方々のことでした。
きっと膨大な人数に上ることでしょう。
東京にいるわたしはつい
危機にある原発のことばかりに注目していて
津波の被害のことを忘れがちでごめんなさい。
でも、くまくんのように悲しみを胸に抱えたまんま
生きている人が未だどれだけいるのでしょう。
せめてその方たちに
「早く元気出して」とか「忘れようよ」なんてことを言わず
「やまねこ」のように寄りそえる努力したいと思います。
そのためには日ごろから周りの人たちに
「やまねこ」であれますように。
そしてわたしもひとりのアーティストして
この絵本のような素晴らしい作品を創り
たくさんの「やまねこ」を生み出してゆこうと思います。
我が家のやまねこ・・いや家ねこ?を
可愛がりつつ。
悲しみは日本人全体で共有して
ゆっくりと癒していけますように。
親しいひとと、たいせつなひとと
お別れしたとこのある経験はだれにでもあるとおもう。
そんな記憶を胸に、わたしも反省とともに。
最近 JUJUの『また明日...』という曲を聴いては
思い出して涙することがあります。
今日を精一杯生きること、大切な誰かと愛を交わすことは
自分のためだけじゃなく
関わる全ての人のためでもあるなとおもいます。
日々たいせつにしようとおもいます。
るぴなさん、ありがとう。
投稿情報: つき | 2011-06-21 09:39
つきさん 「また明日」聴きました。彼女の声は染みますね。
今日を精一杯生きること、大切な誰かと愛を交わすことは
自分のためだけじゃなく
関わる全ての人のためでもある
そしてこのコトバが好きです
最高のコメントをありがとうございます
投稿情報: るぴな | 2011-06-23 17:36