はっぱを くきを
ゆうらゆうら
だきよせ
おおきな花
ほころばせた
みちゆくひと
かぐわしの
においごと
なでつけ
ふりむかせ
さかせたのはだあれ
さいたのはだあれ
はねをさがした
しろいの あかいの
きいろいの
しっくりこなくて
あおいの ぴんくの
むらさきの
あきらめてはだか
すりむいても いい
おっこっても しかたない
かぜがわたって くる
ぎゅっと まぶた
ぎゅっと ゆびさき
ひとつ いきをして
はこばれてゆく
よあけのみょうじょうのうたう
あけぼの
とべたこと おもいだして
ひめいのようにそら
きりさいてしろいほしになる
Photo by Prem Asar
ときどきわたしは見失う
たったひとつの涙の
たったひとつの言葉の
たったひとつの笑顔の
ありがたさを
ひと雫の雨に
無限の広がりを見出せないなら
ひと粒の種に
無限の可能性を見出せないなら
ひと筋の光に
無限のつながりを見出せないなら
ひとひらの花に
無限の優しさを見出せないなら
わたしの人生は
とても乾いた煤けた道になるだろう
たったひとつ
唯一無二の存在
たったひとつ
二度とない時間
あなたを愛している
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