もうすぐ11月も終わりですが、今月は第2のわたしの誕生月なのです。
5年前のカナダにてパチリ。
ほうきにまたがって魔女見習いのような笑顔でニッコリ。
無邪気な何も知らぬ顔・・・
ここはバンクーバーからプロペラ機で1時間
British Columbia州の Nelsonという小さな町です。
森と湖に囲まれ、歴史的建造物が残る美しいところ。
また世界中からアーティストが集まっていることでも有名です。
あるレストランでは、ショータイムになると
サーブしていた人たちがパフォーマーに早替わり。
歌って踊って楽しませてくれましたっけ。
とても静かな町ですが、エナジーはびんびん。
ちっとも眠れなかったことを思い出します。
このネルソンという町にて
わたしは「るぴな」というお名前を授かりました。
そのころのわたしは、どういうわけだか自分の本名に
違和感を覚えはじめていました。
「親からいただいた大切なもの」と頭では思っているのですが
どうにもぬぐえない感覚をカナダでいっしょだった
恩師エハンに相談してみました。
エハンいわく
「名前を変える時期だね」とあっさり。
さらに「何か新しい名前を付けてあげるよ」と。
そして「この先どんな人生を歩みたい?」と聴かれました。
わたしは「直感的に生きてゆきたい」と。
いまでこそ直感以外は使っていないのじゃ?という生活ですが
その頃は思考ガチガチだったんですね。
そしてみんなでインスピレーションを得ようと
数人で考えてくれることになりました。
名前は突然降りてきました。
ネイティブアメリカンのセレモニーのため
山に向かう車中のことでした。
直接の命名者は、エハンではなくホテルの同室のルームメイト。
その女性は突然わたしの顔を見て「るぴな」と 一言。
月のルナからのインスパイアされたネーミングです。
呼ばれる名前を変える=新しい運命の扉を
「ギギギ~」と開けることだったとは!
そしてほんとうに魔女のようなお仕事になるとは
人生の大激変が待っていたとは知る由もなく。
わかっていたなら、まず間違いなく
カナダは行けなかったでしょうねえ・・・。
この数年はほんとに人生の大激震期間というか
変化変化変化の嵐だったんですもの。
まず仕事がガラッと変わったこと。
(PRプロデューサーからヒーラーへ)
人間関係がどんどん変わっていくこと。
(これはいまも継続中のようです)
得るものも大きいのですが
壊れるもの・失うものも大きかった。
変化の波に、いっぱいいっぱいの中で
そぎ落とされていく 感性。
詩を書き、ダンスが日常になったのも
この期間で覚えたことの ひとつです。
先がまったく見えていなかったからこそ
歩めたこの道 。
いや、人生全部がそうなのかもしれませんね。
「先の見通しがたったらいいのに、そうしたら決断できるのに」
と思うこと、みなさんも結構ありませんか?
でも想像もつかないことを送ってくれるのが宇宙の愛。
とてつもない(と感じる)ことが起きてこそ
はじめて剥がれる魂を覆っている殻。
不透明人生、いっしょに楽しみましょね・・・。
だから11月はわたしにとってるぴな月間。
秋の終わりのピリッと冷たい空気を肌に感じると
思い出すのです。
ロッキー山脈の森からの濃厚な、そして鮮烈な空気を。
ps エハン(エハン・デラヴィ氏)は最近名前を本名に戻したようですね。
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