Lupina's Diary

砂漠のオアシス

一つの心が悲嘆に暮れるのを止めることができたら

わたしの人生はむだではない。

一つの命がうずくのをやわらげることができたら

あるいは、一つの痛みを鎮めることができたら

あるいは、気を失っている駒鳥を救い

巣に戻してあげることができたら

わたしの人生はむだではない

 

ことばの魔術師の贈り物　オグマンディーノ著　前田和男訳　KKベストセラーズ

 

とってもとってもいい本でした。
ラストでも泣いてしまいました。

上の文は本の中で紹介されている
エミリー・ディキンソンの詩の数節からの引用です。

生きる意味と価値を見出せないとき
生きるのってつらいですよね。

それが他人からの評価ではなく
心のなかに育てるものだと
ほんとうのほんとうに気がつくまでは
あてどなく砂漠を歩き回っているようです。

この詩に書かれているような経験の
ない人は誰もいないと思います。

みんな何かしら自然と
人助けや役に立つことをしています。

え？何もないって？

そんなことは無理です。

植木に水をあげたことは？
金魚に餌をあげたことは？ 
駅で眠りこける誰かを起こしたことは？
落し物を届けたことは？

誰かの微笑みに微笑みで返したことは？
誰かの怒りに怒りで返さなかったことは？
誰かの涙に何も言わずそっとしてあげたことは？

 

そんなこと大したことない？
それは、ほんとでしょうか？

価値のつけ方を
誰かや社会からの評価と一致させると
それはそうかもしれません。

この世の中
無数の親切にあふれていますから。

そしてそれは悪いことでしょうか？ 

 

 

 

どうぞ見つけてください。
あなたの井戸を。

こんこんとあふれ
決して枯れることのない
あなたのオアシスを。

 

 

 

リトルウィングみんなで朗読会終わりました。

 

 

９月１２日中秋の名月の日のイベント
リトルウィングみんなで朗読会のレポートです。
まずはご感想からご紹介

 

読んでいて、思いが清められていくように感じていました。体の中に淀んだ色々な思いが、さみしさ、くるしさ、本当に思っていることが素直な心、愛ある心のあふれた言葉たちの力をかりて外に吐きだされ体の中が癒されていきました。皆さんの朗読を聞いていても、人柄、心がすごく素直に伝わって嬉しいなと思いました。ありがとうございました。（Y.Tさん）

 

 

 

 

 

中秋の名月、満月が迎えられた素敵な時間に一期一会で場を共有できましたこと記念に残りました
みんなちがってみんないい！今日は有難うございます。今後このような席を再び迎えられ、沢山の方に１人でも多くの方に、朗読の魅力、ここの魅力に気づいて頂けるとうれしいなと思います。朗読する機会を下さり感謝です。（Kさん）

 

 

 

 

人と地球とみんなが一緒になって美しいハーモニーをかなでたような、そんな一瞬でした！見るのと声で聞くのは、同じ詩でも別のひびきを持ってせまって来ます。こんな満月のすてきなひと時を過ごすことが出来て感謝致します。２冊目が出て３冊目が出て多くの人に幸せがとどきますように。（T.Yさん）

初めて朗読会に参加しました。「詩を読む」ただそれだけのことだけど読まれた方のお人柄や生き方が伝わってきてスゴく心が温まりました。るぴなさんの詩は読む人を選ばず誰にでもフィットする感じで本当に不思議です。また参加したいです。有難うございます。（S.Fさん）

 

 

 

 

 

 

言葉を文字としてでは無く声と言う「かたち」にすると深く広く心に広がってゆくように感じました。(K.Yさん）

声に出すと自分の中にあった気づかない思いを発見しました。それぞれの声を聞くと、自分とは違う響きを感じ新たな詩の世界が広がりました。ありがとう。（Y.Kさん）

わたし、聞いていて
何度もじーんとしていました。
みなさんの感想にあるとおり
そのひとの味が出る。
そのひとのこれまで歩んできた人生
感じてきた気持ちが
音の波となり
目の前に差し出されているようで
濃密で優しい時間でした。

 

最初はみんなで緊張気味でした。
人まで何かをする＝ちゃんとやらなきゃという
現代社会の自動操縦のワナにはまるのですけど
楽しい自己紹介やストレッチ、発声等々をゲーム感覚で楽しんで
たっぷり笑っているうちに素が出るんですよね。
それがいい。それが最高。

次回はあなたもぜひ

 

 

中秋の名月

 

たぬきさんとウサギさんと

夜な夜な宴会したいなあ。

そんな気分にさせてくれる月が

今夜も昇り始めました

 

濃紺の夜空

気持ちのいい風

虫の声

秋はお月見の季節ですね。

 

さていよいよ

『リトルウィングみんなで朗読会』の日が迫ってきました。

http://lupina.weblogs.jp/diary/2011/09/readlw.html

開催日は９月１２日（月）中秋の名月の晩。

中秋の名月は旧暦で８月１５日の日を指すので

 満月とは限らないのですが

 今年は2005年以来6年ぶりの満月

 なんだかとっても嬉しい気分です。

 リトルウィングの発行日が先月の満月なので

ちょうどお月さまもひとめぐり。

夜な夜な宴会のメンバーに

リトルウィングの天使も加わってもらいましょか

 

さてなぜ「みんなで朗読」企画をしたかというと

表現する楽しさをシェアしたかったからです。

 

踊ったり歌ったり

からだの表現ができる状態のとき

人はとても自由です。

風のようで花のようで

心の声を聴いています。

そして笑みが自然にこぼれます。

 

歌ったり踊ったり気持ちよくしているときに

怖い顔になることはないはずですが・・・

あります。

 

それは「上手にやらねば」

と思っているときです。

 

その点、詩の朗読にはメリットがあります。

上手でないのが味になっちゃう。

 

詩ってラブレターといっしょ。

想像してみてください。

アナウンサー声で流暢に愛の告白を受ける場面を。

これ絶対ウサンクサイ

 

でもね

とつとつと、つっかえながらでも

一生懸命に読んでくれるラブレター。

どちらのほうが胸を打つと思いますか？

 

だから上手でなくていいんです。

事前の練習もいりません。

 

どの詩を読んでいただくかは

当日みんなで決めましょうね。

定員まであと数名、お早めにどうぞ。

http://lupina.weblogs.jp/diary/2011/09/readlw.html